ザンビア戦で憲剛と寿人の幻を観た人たち

大久保の”サプライズ”選出にそろそろ順当感。

キプロスだコスタリカだとあまりにひどい日本のエースたちを観てると、
どうにか憲剛がサプライズ追加招集出来ないものかと考えてしまいました。

あれだけの憲剛が外れたからには、
それだけのクオリティのものが観たかったんです。

この調子でW杯やられたんじゃたまったもんじゃないと・・・。

そういう中でのザンビア戦でした。

早い時間に先制点とさらに追加点取られて、
待望の大久保が出てもいい所でパスをもらえず、
どうでもいいパスの連続でした・・・。

大久保らしいイエローをもらった直後。

「無駄無駄無駄　簡単に」

観てる側がみんな思ってた事を、
内側からしっかりコーチングで檄を飛ばしてました。

正直、ザックジャパンにはこれが足りませんでした。

優しくて真面目なまとめ役のキャプテンは健在ですが、
試合の中で的確な言葉を持ち伝えられそれを行動にできる。

ゲームキャプテンが存在してませんでした。

これは意外と前から問題になってましたが、
香川や本田の調子や長谷部や内田や吉田の怪我、
守備の問題が大きくて少し忘れかけてました。

その後くらいから前への意識が強くなって、
それが香川と森重の好プレーに繋がった気がします。

3失点目は大久保にも責任があるように思いますが、
出来れば攻撃に専念させてあげたい・・・。

内田には後ろは任せて下さいと言われたらしいです。

岡崎なら守備もしっかりやるので、
やっぱり大久保はワントップの方が向いてる気がします。
（大久保も守備はやってる）

ただ、大久保は器用なのでどこでも出来る。

それも最後に滑り込めた理由の一つだと思うので、
しょうがないと思います。

そして、最後に青山投入。

入ってすぐのプレーから逆転ゴールが生まれました。

それは、よく見慣れた大久保のゴールでした。
（一連の流れは芸術）

フロンターレで憲剛から大久保へのパス。

素晴らしいパスと素晴らしいゴール。

あの完璧な得点の場面は、
サンフレッチェの人たちには寿人に見えたかもしれません。

つい、「青山と大久保は寿人と憲剛とのシャッフルでいいコンビ。」

と、つぶやいてしまいました。

あの一瞬に、憲剛と大久保の姿が見えました。

そして、多くの人が立場によって違うにしろ、
あの瞬間に憲剛と寿人の幻が見えていたようで、
いくつかの同じようなつぶやきを目にしました。

これまでは、14番という思い入れのある番号に、
青山のユニフォームに対して正直、ちょっとつらい気持ちでした。

が、あの瞬間にすべてが吹っ切れて、
あのコンビでならうまくいくような予感に変わりました。

在籍の長い選手たちはまず本田で、
しっかり敵を外したゴール前の大久保にさえパスが来ませんでした。

この試合で2つ。

大久保は選手たちのガッチリ固まった固定概念を崩す事と、
比較的新しい選手たちの発想を味方にする事が出来ました。

香川と本田の調子がまだまだの代表にとって、
大きな武器になるような気がしました。

そして、大久保と青山には憲剛と寿人を通じて深めた連携で、
素晴らしいコンビネーションを魅せて欲しいと思います。


情熱大陸で遠藤の口から憲剛にちょっと泣けた・・・

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