世界に通用するサッカーと通用しない弱い心

最初に・・・。

このオリンピックで男子サッカーが成し遂げた功績は大きくて、
感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。

サッカーファン以外の人達が、
全く注目していなかったにもかかわらず、
本当に素晴らしい活躍で大会を盛り上げてくれました。

そして・・・何より楽しかったです。
結果は残念ですが心からありがとうございます。

・・・という気持ちが前提としてありますが、

今日の試合についてはやっぱり残念な部分が多くて、
通常の試合と同じく少しキツめになってます。

気分が悪いという方はこの記事をスルーしてください。


ロンドンオリンピック　男子 3位決定戦

日 本 代 表 vs 韓 国 代 表

0-2

負けました

完敗

入りは韓国でしたが徐々に日本のペース。

サッカーあるあるで、
ここって時に決めなければ相手に流れが変わる。

そういう試合でした。

確かに前半の日本は悪くないどころか、
なかなかいいサッカーをしてたと思います。

ただ、韓国の方がテーマがしっかりしてましたし、
何よりものすごい闘志と団結力を感じました。

ファールが多いとかプレーが汚いって、
それは悪い事かもしれませんが気持ちが前に出てました。

だから、完全に日本ペースの中で、
しっかりと先制点をあげられたんだと思います。

メキシコ戦もそうだったんですが、
予選リーグ含めてうまく得点出来て無失点というのが、
良かったのか悪かったのか。

相手に追いつかれたとか先制点あげられたって時に、
ものすごく静かになります。

ショボン・・・。

今日だってふと開き直った？終盤の数分は、
わかりやすい攻撃ではありましたが、
ほぼ試合の大半を占めてた微妙な時間帯に比べれば、
数段得点の香りがしてました。

前記事で若い心は乗ればガンガン良くなり、
ちょっとでも落ち込むとグングン悪くなる事があると・・・。

それを証拠として突きつけられたような試合でした。

やれば出来る選手達なのにもったいない・・・。
（トゥーロンの時の感じ）

そしてここは勝手な気持ち。

Jリーグの審判はやっぱり厳し過ぎるので、
もっと笛を吹く回数を減らして欲しいと思います。

基準を再考してもらいたいです。

メキシコにも韓国にも競り合いに負けてましたし、
ボールキープされるとなかなか奪取できない。

うまく体をぶつける守備も出来ずに、
抜かれてしまうかファールになってしまいます。

もしかしたら”技”では勝ってたかもしれませんが、
”心と体”で完全に負けてました。

韓国にはその”心技体”が、
パーフェクトではないにしろバランスよくありました。

憎たらしいくらいの精神力。

後半が始まる時の円陣の韓国と、
お決まりのハイタッチの日本。

この場面だけ見ても少しざわつきました。

お互いの意見交換も見られずに、
サーっと各ポジションに散ってしまいました。

案の定・・・後半の入りから、
自分たちの勝手なミスで守備が不安定になりました。

そんな事は良くない・・・と言いたいですが、
実際は本当に前の選手が安心して攻撃出来ず・・・。

寄せが甘い 抜かれる ルーズボールの反応が相手より遅い。
後ろで回す ロングボール 空中戦に負ける ルーズボールへの反応が相手より遅い。

1本のパスですぐピンチ。

悪循環ってこういう事なんだという展開の連続でした。

そして、日韓戦について。

相手が韓国だっていうのにどうしたのでしょう。

この長い歴史のあるライバルとの対決に、
残念ながら「コイツだけには負けねえ」感は見られず・・・。

日本がファールを受けた時に清武にチラリ。

あんまり言いたくない精神論ですが、
それは最低限のものがあるからなワケで、
今回の試合にそういうものは全く感じられませんでした。

正直、試合に負けてもゴリゴリとガツガツがあれば、
全くこんな気持ちにはなりませんでした。

もっと強い心を！


大津は本当にいい選手だ・・・

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