”個”は個々で伸ばしてほしい・・・。

2014FIFAブラジルワールドカップ アジア最終予選 groupB

日本代表 vs イラク代表

1-0

勝ちました

非常に残念ですが、
内容は・・・と語れるほどのものがありませんでした。

ただ、代表ファンの方々やマスコミの方の、
少し偏り気味な流れに苦笑いが止まりません。

ベンチの本田のおかげで勝った！とか、
本田不在の日本はダメだ！とか・・・。

サッカーファンは知っています。

オーストラリア戦もイラク戦も、
本田も香川もイマイチだったという事を・・・。

そしてもうひとつ。

その悪い内容でありながら、
最終予選という特殊な状況でありながら、

終了間際で引き分け、勝利して、
結果を出したという事は評価されるべきです。

更にわかってほしいのは、

サポーター満員のホームで出来た試合と、
慣れない30度以上で砂ぼこりののアウェイの試合。

同じようには語れないという事です。

これから、日本がサッカー先進国になるためには、

代表に対して伝える評価や報道と、
伝えられるその情報に対しての受け取り方を

マスコミや代表のファンの方にも、
もう少しだけ学んでほしいと思います。

サッカーを普段から観る人の常識を、
「わかれよ！」なんて思いません。

ただ、伝える側はしっかりと真実を伝えてもらって、
サッカーを知らない方たちにさらに深く好きになってもらいたいです。

ここまでわかった上で・・・。

昨日の試合は最悪でした。

まず、メンバーからガッカリで、
今いるメンバーでは酒井、乾、高橋と、
もちろん憲剛を最初から観たかったです。

勝ちたかったから本気でいったから仕方ない？

それは、固定メンバーの弊害でスタメン以外は、
ガラリと戦力が落ちるチーム作りをしたという事でしょうか。

残念ですがそれが事実だとしたら、
香川と長友の出来はそこまでのものには感じませんでした。

それでも、香川と清武のコンビは可能性があり、
これからの熟成を期待します。

ただ、この2人はさすがだね！と言うなら、
もう少し多くその場面を作り出してほしいです。

そして、香川を生かすためとか、
香川がやりやすいようにとかはやめてほしいです。

香川は今、誰よりすごいチームで実力もあり、
存在だけなら群を抜く立場なはずなんです。

香川自身がプレー面でも精神面でも、
さらに存在感を出してくれれば・・・と思います。

リーグやチーム名だけでなく、
本当の意味で香川にはガツンとやってほしいです。

内容ですが、

最初から最後まで真ん中にボールが収まらなかったと、
原因として多く言われています。

ハーフナーと細貝。

本田がいれば・・・と言われるかもしれませんが、
キープ力だけの問題ではありません。

前に前にというコンセプトの相手だからこそ、
ハーフナーには役割を与えられてましたが、

体の割にはある俊敏さも高さも強さも、
生かされていませんでした。

攻撃を遅らせてコースを限定して、
高さに勝ちボールを落とす、キープする。

ハーフナーに期待出来ず真ん中に収まらないながらも、
ルーズボールやカットしたボールから繋ぎたい所でしたが、

細貝のマイボール後のパスミスと無理なドリブルで取られて、
一番危険な場所で何度も相手ボールになってました。

しかも、悪いながらもチャンスが香川絡みだったなら、
変に複雑な事はしないで簡単に香川に出してくれれば・・・。

それは交代した憲剛に対しても同じで、
入ってすぐにハーフナーとで好機になりかけました。

それ以降はいい位置でもなかなかパスをもらえず、

憲剛が長友に出して自ら走り・・・や、
岡崎がサイド深くまで行くもゴール前渋滞・・・も、
ほぼ期待できないミドルやクロスに消えました。

”個”は大事ですが、個という魔法の言葉に、
大きなプレッシャーがかかり、

生まれながらに持ってるはずのものが、
昨日の試合ではうまくいきませんでした。

パス回しだけの攻撃では得点は期待できず、
これからの日本はその先の個人技が必要です。

それぞれがその”個”は磨きつつ、
本来持っているものも更に磨き上げてほしいと思います。

海外組というだけではジーコジャパンになりかねない・・・と、
ずっと思っていた事を事実として突きつけられたような試合でした。

かといって、ずっと一緒にやって来たメンバーより、
国内組の実力者がいいかどうかはこれまた難しい・・・。

予選と本番はまた別物。

コンフェデを観てから。


ゴンと名波は厳しかった・・・

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コメント 2

いつも風間監督から、パスの出し手と受け手がしなければならないことを繰り返し聞かされているので（私が言われてるわけじゃないんですけどね）、代表選手のパスを出すときもらうときの動きに、いまひとつ感を覚えてしまいました。

憲剛が動いてパスコースを作っても、なかなか入れてくれない。ほんの数回、入ったときは、シンプルに前に走っていく選手につけたり、サイドに展開したりと、いいかんじになったのに。憲剛が下がってきたときに、すぐ入れてくれれば、そこからロングボールでスルーを入れたりと、攻撃のバリエーションも出るのに。

ボールを持ってから探したり、こねすぎたり。なんかすっきりしないかんじでした。これで、アピール不足とか言われるとつらい。
by blue (2013-06-13 14:34) 

＞blueさんコメントありがとうございます。

使える選手を使わず、なぜあんなに無理なシュートやクロスで終わらせるんでしょうか。岡崎と長友のクロスの精度には期待が出来ませんでしたし、シュートにしても時間のかかった攻撃でゴール前は団子状態でした。
そんな状態を打破しようとして憲剛が一度外に預けて出来たスペースに走り込んだり、ゴール前の塊から距離を取り、前を向いて後はボールさえ来れば好パスの可能性も感じられたのにそこへの選択はしてもらえず”個”というだけで、意味不明の枠にさえ行かないシュートの連発でした。

個人技ってそういう事ではないと思うのですが・・・。

憲剛は出場というチャンスはもらいましたが、試合の中ではチャンスをほぼもらえませんでした。
「交代選手の良さが出なかった」という言葉には無責任な印象も受けました。しっかり解説してほしいです。

チームプレーに徹している国内組だけで試合した方が結果を出したりして・・・と思ってしまいました。

by naocamp80 (2013-06-13 15:27)